90°システム広告

雑誌 MONOマガジン NO476号
平成15年7月2日発行
ユベントスのユニフォームが表紙
スポーツとスポンサー特集


本文
これが「90°システム広告」だ!

  1. サッカーのテレビ中継で、不思議な広告があります。

これってどうなってるの?
「あれ?ボールが広告看板の上を転がっている!」
「選手は何で看板をひょうひょうと乗り越えているんだ?」
ずっと不思議に思っていたピッチ脇の不思議広告。この際だから謎を解き明かしてしまおう!ということで、博報堂スポーツマーケティングの豊下哲さんに直撃!
「この3D広告は、通称『90°システム』といい、元々は南アフリカの会社が開発したもので、いまもその会社が特許を保有しています。われわれはこの会社からマスターライセンスを取得しているヨーロッパの会社からライセンスを受ける形で、日本国内での独占展開をおこなっています」
シートをピッチ脇に貼り付ける方法が南アフリカ産とは驚きだ。
「でも、この広告システムは非常にデリケートな媒体で、テレビカメラ位置の微妙な正対に見えなくなってしまうのです。われわれとしては正常な露出を確保するために、同じスタジアムでもカメラ位置がいくるかある場合はには、それぞれのカメラ位置に合わせてまったく異なったシートを製作して対応しています」
この広告の反響は大きく、視聴者から「あんなところに看板を置いて危険じゃないか!」との声も聞くとか。ときにはテレビクルーや運営スタッフから「あんな場所に看板を立てていいの?」「本当に看板じゃないの?」と言われることもあるtいう。
この広告が見たければ、テレビ観戦がおすすめ?


いつ頃だったかサッカーでこれ最初に見た時、選手がそのまま突っ込んでいってあれ危ないな。とは確かに思ったな。