FUTBOL MUNDIAL#577●特集1:デコ
チャンピオンズリーグ制覇、ユーロ2004準優勝、バルセロナ移籍と大成功だったデコの2004年を振り返る。
アンデルソン・ルイス・ジ・ソオザにとって忘れられない年となった２００４年
デコの愛称で親しまれ、ヨーロッパチャンピオンに輝いたＦＣポルトの中心的存在でした
昨年５月ポルトはデコの２ゴールの活躍でモナコを破り、見事チャンピオンズリーグでの優勝を果たしています
deco
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「優勝トロフィーを手に出来たという結果から考えると最高の一年だったと思います。いいプレーが出来た年はいい一年だったと言えますが、結果を出せなければ最高の一年とは言えません。その点から考えるとチャンピオンズリーグとポルトガルリーグでの２冠を果たすことが出来た昨シーズンは、私にとっては大成功の１年だったと言えると思います」
ポルトでの活躍のお陰でヨーロッパのビッグクラブから注目されるようになったデコ
チェルシーやレアルマドリードへの移籍も噂されましたが、昨年７月に１８００万ユーロでフランクライカールト監督率いるバルセロナへ移籍しています
デコは早速活躍を見せ、バルセロナは９９年以来となるスペインリーグ優勝を狙っています
又バルサはチャンピオンズリーグでもベスト１６入りを果たしています
ロナウジーニョに聞きました
ronaldinho
http://blog3.fc2.com/fecha/blog-entry-171.html
「色々な才能を持ち合わせた選手の事を話すのは難しいですね。デコは人としてもそうですが選手としても特別な存在です。彼と同じクラブでプレー出来る事を光栄に思いますよ。デコの事を友人そしてチームメートと呼べる事を誇りに思います」
デコにとって昨シーズンは素晴らしいシーズンでした
しかし全てが思い通りだった訳ではありません
ユーロ２００４で優勝候補の一角に挙げられていた開催国のポルトガルは、開幕戦でギリシャに敗れたものの、何とか立ち直り決勝に進出
そして決勝で再びギリシャと対戦しました
残念ながら優勝したのはポルトガルでは無くギリシャでした
ギリシャはこれが初のメジャータイトルでした
deco
「決勝で敗れるくらいなら、決勝まで行かなかった方が良かった。全てのシナリオがポルトガルの為に用意されているように完璧でした。だから決勝進出を決めた時点で既に優勝したような気分になっていたのです。私達の責任だとは思いません。でもポルトガル中が優勝気分に浸っていました。対戦相手がギリシャだったという事も優勝ムードに拍車をかけてしまいましたね」
ユーロ２００４の後中心選手だったルイスフィーゴ、ルイコスタそしてフェルナンドコートが代表を引退
しかしその後ルイスフェリペスコラーリ監督の采配は光ります
２００６年ワールドカップ予選でポルトガルは５試合を終えて負けなし
現在グループ首位です
deco
「これまでポルトガルを支えてきた３選手の引退は間違いなく大きな損失です。でも現在のポルトガル代表メンバーもユーロ２００４でプレーしてきた選手ばかりです。ですからワールドカップ本大会でも十分にいい活躍が出来るはずです。でもまずは予選突破しなければなりませんね」
バルセロナでは２トップに出来るだけ多くのチャンスを供給することがデコの役割です
デコはバルセロナサポーターの信頼を早くも勝ち得ています
サポーターA
「大抵の選手が出来ないようなプレーをやってのけるんです。彼の存在がチーム全体を活気づけていますね」
ヨーロッパ最優秀選手の投票ではＡＣミランのアンドレイ・シェフチェンコに次ぐ２位でした
サポーターＢ
「まさにスーパースターですね」
リーグ首位のバルサに必要不可欠な存在です
サポーターＣ
「今のバルサが必要としていたミッドフィルダーです。運動量も豊富だし勝つことへの執念はもの凄いですね」
デコだけでなく今シーズンバルセロナに加入したサミュエル・エトーやルドリク・ジュリも新しい環境に上手く適応出来ているようです
deco
「これまでのバルセロナはまだビッグクラブでプレー出来るような技術もプレッシャーに打ち勝つ強い精神力も持たない若手選手を多く獲得してきました。でも今シーズンはその逆で経験豊富な素晴らしい選手を何名か獲得しています」
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント一回戦ではチェルシーと対戦するバルセロナ
チェルシーの監督はデコのいたポルトを率いていたジョゼモウリーニョです
deco
「ポルトでの生活は過去の事です。今はここで新しい生活をスタートさせています。これまでの所全てが上手くいっています。ハッピーですよ。バルセロナは素晴らしい所だし、クラブは優勝へ向けて無我夢中で戦っています。そんなクラブの為に役にたちたいですね。そしてバルセロナのタイトル獲得に貢献したいと思っています」
昨シーズン以上の成果を挙げようというデコの挑戦は続きます
Deco
Anderson Luis de Souza
Sao Bernardo do Campo (Brasil)
27 August 1977
177 cm
73 kg
Debut 18 August 2004
Biography
Anderson Luis de Souza, known in the world of football as 'Deco', began his professional career in Brazil with Nacional Sao Paulo (1995-96 and 1996-97). He spent a brief time with Corinthians (1997) before making the leap to European football.
He signed for Benfica for the 1997-98 season but was sent to their reserve team, Alverca, in the second division. He had a good first season and came to the attention of Porto. He spent the 1998-99 season playing for another small club, SC Salgueiros but then moved definitively to Porto on the recommendation of coach Fernando Castro.
He had five successful seasons with Porto from 1999 to 2004. He attracted the attention of some of Europe's biggest clubs and with Jose Mourinho at the helm won a Champions League medal in May 2004. In addition he was chosen as best player in the final against Monaco.
He took Portuguese nationality and made his international debut with his adopted country on 29th March 2003, curiously enough against his country of birth, Brazil. He scored the only goal of the match and gave Portugal their first win over Brazil for 37 years. In the summer of 2004, he took part in the European Championship with Portugal, losing in the final to Greece (1-0).
Many fans have asked about the origin of Anderson Luis de Souza's nickname, Deco or SuperDeco. As a child, he was known to his friends as 'De', a short form for Anderson.
http://www.fcbarcelona.com/eng/jugadores/futbol/biografia_20.shtml#
バルセロナ
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