カンナヴァーロを巡り、疑惑ビデオが公開

 ユヴェントス所属のイタリア代表DFパオロ・カンナヴァーロがドーピングをしているかのようなビデオがテレビで公開されることになり、議論を呼んでいる。

 これはイタリアのテレビ局、RAIが1999年のUEFAカップ決勝前夜のカンナヴァーロ(当時はパルマ所属)を撮影したビデオを公開したもので、このなかにカンナヴァーロが腕に何か薬物らしきものを注射している姿が映っているという。

 カンナヴァーロ側の弁護士は、この注射にネオトンという薬物が含まれていたことを認めているが、「ネオトンは筋肉の再生を助けるためのもので、禁止されているわけではない。こんな映像では視聴者が誤解するし、我々はカンナヴァーロのイメージに傷が付くことを憂慮している」とコメント。ネオトンはWADA(国際アンチドーピング機構)の禁止薬物リストに含まれておらず、今回のビデオ公開に違法性を発見したなら、RAIを告訴する可能性もあるとの警告を送っている。

 これを受けてユヴェントスの同僚、テュラムは「この映像を見たら、選手がすべて試合前にドーピングしているようなイメージを持たれてしまう。ドレッシングルームにビデオカメラが入ることもあるが、選手の間では当然のことも、外部からは違う見方で捉えられてしまうこともある。残念だが、世の中には他人を貶めたがる人間もいるんだ。選手たちはすべてをサッカーであり、クラブや代表のために捧げているというのに…」と語り、パルマ時代からの僚友を擁護していた。


http://sports.yahoo.co.jp/soccer/headlines/ism/20050429/spo/15022700_ism_00000094.html


ネオトンってのは不整脈を治す薬ってあのユベントスのドーピング検証番組でやってたな



心臓病専門医「ネオトンは禁止薬物ではない」

 ファビオ・カンナバーロが試合前に注射したとされるネオトンという薬品は、「ドーピングに使われる薬物とは見なされていない」とのことだ。そう説明したのは心臓病専門医のロベルト・フェッラーリ教授。

「この薬品はクレアチンのリン酸化という活性原理を利用するもので、多くのスポーツ選手が摂取している。心臓・循環器系のシステムへの大きな影響は確認されておらず、人によっては筋肉を強化できると考える者もいる。しかし、われわれの体組織の中には、肉を中心とした正しい栄養摂取によって生成された適切な量のリン酸クレアチンが含まれている」

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20050429-00000003-spnavi-spo.html

カンナバロ薬物注射?実は点滴だった
 イタリア国内が衝撃ビデオの流出で騒然となった。99年5月、UEFA杯決勝前日にパルマの選手が宿泊したモスクワのホテルで、当時パルマDFのファビオ・カンナバロ(31=現ユベントス)が撮影したビデオが流出。28日夜に国営放送RAI2が放送した。内容はカンナバロがチームドクターの部屋で点滴を受けながら「みんながボクの体をボロボロにしようとしてるんだ」と冗談を飛ばす、あたかも禁止薬物投与を想起させる衝撃的な内容。投与されたのは疲労回復のための「ネオトン」という禁止外薬物と判明したが、パルマ時代からの同僚テュラムが「禁止されていないものまでドーピング違反したかのように扱うのは問題」と不快感を示すなど、ドーピング問題の深刻化を物語るように関係者を巻き込んだ騒ぎとなった。

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-050430-0009.html

確かに冗談で言っててもその点滴を受けてる映像と共に見たら受け取り方はかわるだろうな。
しかしこれが放送した時期がミランユベントスの優勝争いが熾烈な時期に流されたってのが勘繰りたくはなるなw





「サッカー界の光と影」(後編)− イタリア・選手を脅かす薬害 −
http://d.hatena.ne.jp/condeuma/20041020
そういえばこれ途中までしかやってなかったな