マナー改善に角界躍起 手刀・立礼…所作まちまち/あいさつもできず

朝青龍九州場所で百四十八本(一本六万円、手取り五万五千円)の懸賞金を獲得。一年間の総本数は史上最多の一千七十三本(約六千万円)に上ったが、その受け取り方に問題が生じた。
 大相撲の起源は神事。「懸賞金はお供え物と同じく、感謝を込めてもらうもの」で、受け取る手は不浄とされる左手ではなく、右手を使うとされている。ところが、左利きの朝青龍は左手で手刀を切り、左手で懸賞金をつかむ。日本相撲協会から右手徹底を全関取に通告され、横綱も「努力します」と改善を誓ったものの、一向に直る気配がない。古来、聖域を示す「しめ縄」に似せたものとされる下がりを振り回し、相手力士にぶつけたのは昨年だが、勝負がついたあと、やってはならない「ダメ押し」の癖は相変わらず。
 他の力士にも首をかしげたくなる所作がみられる。「手刀を切る」所作は本来、東方力士の場合は中、右、左、西方は中、左、右の順となるが、力士によってまちまち。勝負後の立礼にしても、首を下げるだけの中途半端なケースが多い。
 芝田山親方(元横綱大乃国)が唖然(あぜん)としたのは控え力士の姿。土俵下で待つ間、あぐらをかいてじっと待つのがマナー。だが、平然と両足を伸ばす力士がいるという。「多少の足のけがを抱えていても、我慢してあぐらをかくべきだ」と芝田山親方は指摘する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041212-00000002-san-spo

史上最多の懸賞獲得かぁ。横綱貰ってるねぇ。