FUTBOL MUNDIAL #574 特集4:トヨタカップ
●特集4:トヨタカップ
2004年を最後に幕を閉じるトヨタカップの思い出と今大会のポルトxオンセ・カルダスの試合をレポート。
トヨタカップ優勝を賭けて日本に乗り込んだ、コパリベルタドーレスチャンピオンのオンセ・カルダス
コロンビアのクラブが世界のクラブで優勝した事はまだありません
2005年からは世界クラブ選手権がスタートする事になり、今回が最後のトヨタカップです
対戦相手のFCポルトは試合三日前に横浜に到着しました
24時間の長旅で時差ボケが抜けきらないFCポルトの選手達
横浜の港みらいを観光する余裕等ありません
選手の頭の中はチャンピオンズリーグでチェルシーを破り、決勝トーナメントへの進出を決めた事で一杯でした
benni mccarthy
http://blog3.fc2.com/fecha/blog-entry-81.html
「トヨタカップは特別な試合です。私の様な選手にとってこの様な大舞台でプレーするのは、はじめてですからねぇ。次にいつまたこのような舞台に立てるか分かりません。おまけに車を獲得出来るかもしれないなんて、たまりませんよー(笑)」
かつては、ホーム&アウェー方式で行われていたインターコンチネンタルカップ
しかし70年代に入りヨーロッパチャンピオンの参加拒否等が続き、中立地で開催される事になります
その為には、賞金やその他の費用を支払えるスポンサーを探さなければなりません
トヨタカップこうして始まった大会だったのです
日本のファンにとっては世界的なスター選手を生で見られる大会となりました
81年にはフラメンゴの選手としてジーコもやってきました
トヨタカップが始まって最初の5年間は南米のチームが優勝しています
zico
http://blog3.fc2.com/fecha/blog-entry-79.html
「リヴァプールもフラメンゴもお互いの事をあまり知りませんでした。リヴァプールが目を覚ました時には既にフラメンゴが3対0とリードしていました。最高の思い出です。日本との関係はあの時に遡りますね」
トヨタカップが始まったばかりの頃、日本のサッカーはまだ実業団やアマチュアリーグの域を抜けきらない状況でした
トヨタカップは日本サッカー界にとって大きな刺激になりました
85年のアルヘンティノス・ジョニオルス戦での、このミシェル・プラティニのゴールが、何故ノーゴールなのかは誰にも理解出来ません
当のプラティニも未だに納得のいかない様子です
信じられないような光景も度々見られました
87年のポルト対ペニャロール戦は大雪という厳しいコンディションの中で行われました
中止する事も延期するも許されなかったからです
saburo kawabuchi
http://blog3.fc2.com/fecha/blog-entry-82.html
「世界のサッカーがこういうものだっていう選手それから指導者もイメージはトヨタカップでこう持ってた。しかしそこに至る道っていうのは、なかなか遠かったと言う事だねぇ。だからそれはまあ1993年のJリーグのスタートまでえー待たなければならなかったと言う事です」
参加クラブにとっては長旅も慣れない環境への順応もいい勉強となったはずです
ブラジルとアルゼンチンのクラブだけでこれまでに16回出場しています
最多出場クラブはACミランの5回です
イングランドのクラブは併せて5回出場していますが、ゴールは全部で一つしかありません
ヨーロッパのクラブにとってトヨタカップ出場は商業的にも大きな効果がありました
そんなトヨタカップの歴史も2004年を最後に幕を閉じます
今回の観客数は大会史上最低の4万7千人
テレビ視聴率も2002年のレアル・マドリード戦の時と比べると半分の11%でした
ジーコとプラティニも見守る中始まった最後のトヨタカップ
ポルトもオンセ・カルダスもゴールを決める事が出来ません
マッカーシーのシュートはオフサイドの判定
ルイス・ファビアーノもゴールをあげる事が出来ません
オンセ・カルダスはいい守備を見せましたが、前半だけで危険な場面も3度ありました
運も味方しています
守り中心の戦略でコパ・リベルタドーレス優勝を果たしたオンセ・カルダス
一方のポルトは今シーズン得点力に不安を抱えています
今回はマッカーシーにもチームを救う事は出来ないようです
試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入
オンセ・カルダスは最初の4本をきっちり決めてポルトの4本目を蹴るマニシェにプレッシャーをかけます
そしてマニシェは失敗
これでジョナサン・ファブロが決めれば
オンセ・カルダスが初のトヨタカップ優勝です、しかし外してしまいました。
8人目のエルビンガルシアが外したオンセ・カルダス
ペドノエマヌエルが決めればポルトの優勝です
チャンピオンズリーグ同様、今回もギリギリで息を吹き返し、見事クラブチーム世界1に輝いたポルト
maniche
http://blog3.fc2.com/fecha/blog-entry-78.html
「変な気分ですね。この喜びを上手く表現する言葉が見つかりません。皆本当にハッピーです」
juan carlos henao
http://blog3.fc2.com/fecha/blog-entry-80.html
「コロンビアにタイトルを持ち帰る事が出来なくて残念です。120分間私達は本当にいい戦いをしたと思います。でもPK戦は宝くじの様なもので、運が私達に味方してくれませんでした」
2005年から始まる世界クラブ選手権
6つの連盟から6つのクラブが参加し、8日間で7試合が行われます
トヨタカップが81年にスタートした当時、日本には試合を開催出来る場所は国立競技場しかありませんでした
しかし今ではワールドカップスタジアムが10箇所あります
トヨタが引き続きスポンサーを続ける場合、開催地の変更を希望してくるかもしれません
日本サッカー協会からすれば東京や首都近郊の埼玉や横浜での開催が理想的でしょう
ポルトの優勝で幕を閉じたトヨタカップ
日本のサッカーはトヨタカップと共に成長してきました
トヨタカップもインタコンチネンタルカップも過去の物となりましたが、これに変わる大会がまた夢を与えてくれるでしょう
オンセ・カルダス
http://www.oncecaldas.com.co/
リヴァプール
http://www.liverpoolfc.tv/
アルヘンティノス・ジョニオルス(紛らわしいのが2つあるが多分これがオフィシャル)
http://www.argentinosjuniors.com.ar/
トヨタカップ歴代視聴率
http://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/soccor/toyota_c.htm
Jスポーツ
http://www.jsports.co.jp/program/info/5805.html
トヨタカップの歴史
http://www.toyotacup.com/html/history/history_j.html
の中の
http://www.toyotacup.com/html/matchdetails/j14.html
ここにある第2回のこの
●第2回 1981年12月13日 東京・国立競技場
フラメンゴ (ブラジル) 3-0 リバプールFC (イングランド)
[得点者] (フ) ヌネス(2)、アジリオ
[最優秀選手] ジーコ (フラメンゴ) [足のいいやつ賞] ヌネス (フラメンゴ)
この1回だけ出てきた足のいいやつ賞っていいよなぁw
1回しか渡されてないけど
●第4回 1983年12月11日 東京・国立競技場
グレミオ (ブラジル) 2-1 (延長) ハンブルガーSV (西ドイツ)
[得点者] (グ) レナト(2) (ハ) シュレーダー
[最優秀選手] レナト (グレミオ)
●第9回 1988年12月11日 東京・国立競技場
ナシオナル・モンテビデオ (ウルグアイ) 2-2 (延長、PK7-6) PSVアイントホーフェン (オランダ)
[得点者] (ナ) オストラサ(2) (ア) ロマーリオ、クーマン (PK)
[最優秀選手] オストラサ (ナシオナル・モンテビデオ)
●第11回 1990年12月9日 東京・国立競技場
A.C.ミラン (イタリア) 3-0 オリンピア (パラグアイ)
[得点者] (ミ) ライカールト(2)、ストロッパ
[最優秀選手] ライカールト (A.C.ミラン)
●第12回 1991年12月8日 東京・国立競技場
レッドスター・ベオグラード (ユーゴスラビア) 3-0 コロコロ (チリ)
[得点者] (レ) ユーゴビッチ(2)、パンチェフ
[最優秀選手] ユーゴビッチ (レッドスター・ベオグラード)
●第13回 1992年12月13日 東京・国立競技場
サンパウロFC (ブラジル) 2-1 FCバルセロナ (スペイン)
[得点者] (サ) ライー(2) (バ) ストイチコフ
[最優秀選手] ライー (サンパウロFC)
●第21回 2000年11月28日 東京・国立競技場
ボカ・ジュニアーズ (アルゼンチン) 2-1 レアル・マドリード (スペイン)
[得点者] (ボ) パレルモ(2) (レ) ロベルト・カルロス
[最優秀選手] パレルモ (ボカ・ジュニアーズ)
http://www.toyotacup.com/html/matchdetails/j14.html
足のいい奴賞が2点を取ったからなら
ヌネス
http://www.toyotacup.com/html/history/02/m_j.html
レナト
http://www.toyotacup.com/html/history/04/m_j.html
オストラサ
http://www.toyotacup.com/html/history/09/m_j.html
ライカールト
http://www.toyotacup.com/html/history/11/m_j.html
ユーゴビッチ
http://www.toyotacup.com/html/history/12/m_j.html
ライー
http://www.toyotacup.com/html/history/13/m_j.html
の7人が該当
しかし2点とってさらに文字通りその2点共が足でとった選手とした場合
ヌネス
レナト
オストラサ(1ヘディング)
ライカールト(2ヘディング)
ユーゴビッチ
ライー(1FK)
パレルモ
なので