FUTBOL MUNDIAL #577●特集2：リカルド・ヴィラ

●特集2：リカルド・ヴィラ
トッテナム・ホットスパーの伝説の名選手、アルゼンチンのリカルド・ヴィラをクローズアップ。

８１年ＦＡカップ決勝で、トッテナムホットスパーのリッキーヴィラがマンチェスターシティ相手に決めたこのゴール
FAカップ史上最高のゴールと呼ばれています

ricardo villa
http://blog3.fc2.com/fecha/blog-entry-172.html
「イングランドのどんな田舎町へ行ってもウェンブリーでのあのゴールは忘れられないとよく人に言われます。トッテナムファンもリヴァプールファンもマンチェスターユナイテッドファンもアーセナルファンも皆あのゴールは最高だったと言ってくれるんです。いつ聞いても嬉しいですね。FAカップ優勝を決めたあのゴールは、スパーズファンに限らずサッカーファン全員が覚えてくれているのです」

イングランドでは伝説の名プレーヤーと言われるヴィラですが、祖国アルゼンチンでは騒がれるようなことはありません
元アルゼンチン代表のヴィラ
現在はブエノスアイレス郊外の牧場でひっそりと暮らしています

７８年ワールドカップで優勝した時のアルゼンチン代表メンバーで
アルゼンチンで最も高額な選手と呼ばれていた事もありました
しかし海外での生活が長かった為国内ではあまり知られていません

ricardo villa
「人は常に比較しようとしますが、今私が住んでいるアルゼンチンでは時と共に人の事は直ぐに忘れさられます。でもイングランドでは今でも私の事を皆覚えてくれています。私が始めてイングランドに行った時の事も、私が決めたゴールも、そして優勝した事も全てをです。だから私は今でもトッテナムの歴史の一部のような気がするのです。これは素晴らしい事ですよ」

２年前７８年ワールドカップ優勝から２５年目を迎えたアルゼンチンではワールドカップ決勝が行われたモニュメンタルで新旧アルゼンチン代表による記念試合が行われました
ヴィラもマリオケンペスやダニエル・パサレラと共にこの試合を観戦
７８年ワールドカップでは２度しか出場機会の無かったヴィラですが、チームメート、オジーアルディレスとの友情も、ヴィラ自身のその後の運命もこのワールドカップから始まりました

当時のスパーズの監督キース・バーキンショウがアルディレスに興味を持ち、シェフィールドユナイテッドのハリーハスラム監督を伴いブエノスアイレスを訪れたのです

keith burkinshaw
http://blog3.fc2.com/fecha/blog-entry-173.html
「私はハリーやシェフィールド記者と共に飛行機に飛び乗りました。そして二日後にオジーと彼の妻シルビアに会って直ぐに契約を交わし、彼はトッテナムの選手になったのです。あっと言う間の契約でした。その時に彼にリカルドヴィラに興味は無いか聞かれました。私は直ぐにヴィラが所属するクラブに電話して彼の獲得が可能かを訪ねると、どうぞという答えが返ってきたのです。ヴィラの契約交渉も５分で済みました。そしてヴィラも晴れてスパーズの選手となったのです」

当時トップクラスの外国人選手としてイングランドで大きな注目を浴びた２人
スパーズでも直ぐに人気者になりました
ヴィラはスパーズでの５年の間にUEFAカップと２度のFAカップ優勝を果たしています

chris hughton
http://blog3.fc2.com/fecha/blog-entry-174.html
「ヴィラがスパーズに来た時の事は良く覚えていますよ。オズワルド・アルディレスと２人でやってきました。テクニックの面から見るとヴィラの方が上でした。ボールを持った後のドリブルは素晴らしかったし、イングランドのプレースタイルにも直ぐに馴染んでしまいましたね」

しかし８２年にイギリスとアルゼンチンの間でフォークランド紛争が勃発します
政治的理由からイングランドでのプレーを続けられないと考えたアルディレスは、期限付きでパリサンジェルマンに移籍
一方ヴィラはスパーズに残る決心をしました

ricardo villa
「当時私はあの領地に関してはアルゼンチンが侵攻すべきではないと考えていました。アルゼンチンに統治する事も出来ないし、したとしても何の価値も見られませんでした。私の意見ですけどね。でも私の家族や友人は別の考えでした。お前は間違っている。アルゼンチンは必ず勝つといっていましたよ。全ては勝手な思い込みだったのです。友人には私はイギリスに洗脳されたとまで言われました。私の考えはイギリス人みたいだと」

８３年にトッテナムを去りその後はアメリカやコロンビアのクラブを転々としたヴィラ
引退後は指導者に転向し、２００３年にはブエノスアイレスのラシンクラブで旧友アルディレスのアシスタントコーチを務めました
現在はサッカーの世界から少し離れています

ricardo villa
「人は色々な憶測をしますが、私がブエノスアイレスに戻った大きな理由の一つは太陽が恋しくなったからです。開放的な暮らしをしたかったんです。ご存知の通りアルゼンチンの気候は最高です。太陽は常に燦燦と照り付け、外を歩いてるだけで自由を肌で感じる事が出来るのです」

生まれ育った牧場に戻ったリカルド・ヴィラ
当面はサッカーの世界に戻るつもりはありません
素晴らしい思い出と共に、牧場での生活を心から満喫しています

Personal data:
.- He was born in Roque Perez, Buenos Aires, in 1952.
.- His family is made up by his father, mother and one sister.
.- He is married with children.
.- His hobby is playing golf.
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Clubs in which he played:
.- Quilmes (Argentina)
.- San Martin de Tucuman (Argentina)
.- Atletico de Tucuman (Argentina)
.- Racing Club (Argentina)
.- Tottenham Hotspur (England)
.- Strikers (Miami, USA)
.- Deportivo Cali (Colombia)
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Goals:
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Titles:
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Personal Accomplishment:
.- World Championship in 1978
.- Prize to the Goal of the Century

オフィシャル？
http://balon-sa.com.ar/web/villaweb/e-trayectoria.htm