バレンシア、ラニエリによる損失は5300万ユーロ=スペインL

欧州カップの敗退や補強の失敗、給与支払いによって、ラニエリはクラブに5000万ユーロ(約68億5000万円)以上の出費をもたらしたことになる。

 シーズン開始当初、バレンシアチャンピオンズリーグから2700万ユーロ(約36億9900万円)の収益を予想していた。チャンピオンズリーグの早期敗退、さらにUEFAカップにも敗れたことで収益は1500万ユーロ(約20億5500万円)にとどまり、1200万ユーロ(約16億4400万円)が失われた。

 さらには選手の補強について。昨年夏、ソレール会長はラニエリの希望を叶えるため3100万ユーロ(約42億4700万円)の支払いを行い、特にディ・バイオコッラーディらイタリア人選手に大金をつぎ込んだ。今回新監督に就任したロペスは彼らをリザーブとして扱っているようで、彼らの市場価値は大幅に下がってしまった。クラブは彼らの行き先を見つけなければならないという苦しい状況に置かれている。

 最後にラニエリ自身の報酬である。契約によれば、ラニエリは約1000万ユーロ(約13億7000万円)の違約金を受け取ることになる。だが、月曜日に始まったそのための交渉は長く複雑なものになるだろう。クラブに全額を支払う気はないようだが、ラニエリもあきらめる気はない。この1件は法廷にまで持ち込まれるかもしれない。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20050302-00000009-spnavi-spo.html

選手の獲得費用を全て損と換算するのとCLでどこまで行けるのかを想定していたのかは分からんけど、痛いねぇこれは。
まあそれでもラニエリをこれ以上続けさせたらさらなる損失なのは間違いないだろうからなぁ。