ユーベの医師に有罪判決


http://f.hatena.ne.jp/condeuma/20041125052429
チームドクター、リカルド・アグリコラ




http://f.hatena.ne.jp/condeuma/20041125052426
ユベントスの経営責任者、アントニオ・ジラウド




ユベントスFCのドーピング(禁止薬物使用)疑惑をめぐる裁判で26日、スポーツ不正行為の罪に問われていたチームドクター、リカルド・アグリコラ氏に禁固1年10カ月の有罪判決が言い渡された。しかし、同じ罪に問われていたユベントスの経営責任者、アントニオ・ジラウド氏は無罪となった。

控訴
アグリコラ氏には、罰金2,000ユーロ(約26万2,000円)の支払いも命じられた。クラブ側の弁護人、パオロ・トロフィノ氏が記者団に明らかにしたところによると、禁止薬物の増血ホルモン剤エリスロポエチンEPO)を選手に与えたとして、裁判長は、アグリコラ氏に有罪判決を言い渡した。弁護側は控訴する方針という。

EPOの処方
アグリコラ氏は、検察側の主張の弱点だったEPOの処方で罪に問われた」とトロフィノ氏。「控訴審で支持を得るのは難しい判決だ」。EPOは、血中の赤血球を増やす合成ホルモンで、酸素の運搬を促進し、持久力を高める効果がある。

成功を収めた時期
今回の裁判では、ユベントスで1994年から1998年までに行われた医療行為が争点となった。ユベントスは、この間に3度のセリエA優勝を飾ったほか、1996 UEFAチャンピオンズリーグも制している。一般的にイタリアでは、初犯には執行猶予がつく。従って、判決が確定したとしても、アグリコラ氏が禁固刑に服す可能性は、ほとんどないとみられている。「ジラウド氏の判決については満足しているが、アグリコラ氏については少し悔しさが残る」とトロフィノ氏は話した。

長期にわたる調査
トリノ検察当局のラファエレ・グアリニエロ氏は、通算27度の優勝を誇るイタリア王ユベントスの疑惑に関する捜査を1998年に開始した。2002年9月にトリノで始まった裁判では、ユベントスにかつて在籍したフランス人のジネディーヌ・ジダンチェルシーFC元監督のジャンルカ・ビアッリ氏、元欧州最優秀選手のロベルト・バッジョ氏らが出廷して証言した。

http://jp.uefa.com/competitions/UCL/news/Kind=1/newsId=262747.html


罰金安っ!執行猶予もつくならダメージ全然ないな。イメージは悪くなっただろうけど。