FUTBOL MUNDIAL #682●特集4:カールスルーエ

●特集4:カールスルーエ
ブンデスリーガ復帰を狙うカールスルーエをレポート。

第19節を終えてドイツ2部リーグでトップを走るカールスエルーエ(Karlsruher SC)
一部から降格した97−98シーズン以降、苦戦続きでしたがようやく復活しています



サポーターA
「ドイツ人の力ある若手が揃っていて、皆やる気があるんです。それにチームワークも凄く良いからね」



サポーターB
「今シーズンは良いですよ。チーム一丸となって必死で戦って運も味方につけています」



カールスルーエの前半戦は17戦で1敗という好成績でした
1月末から再開した後半戦でも前半戦の勢いをキープしているようです
5週間のウインターブレーク。その内の一週間トルコでキャンプを張りました
これが上手くいって後半戦最初のブルクハウズン(SV Wacker Burghausen)戦からエンジン全開
得点ランキングトップのジョバンニ・フェデリコは早速シーズン11ゴール目をあげています


15試合を残して2位のハンザロストック(FC Hansa Rostock)とは5ポイント差
チームの得点数はリーグトップの44ゴールです


ただエドムンド・ベッカー監督は慎重なコメント



edmund becker
「リードしてトップにいるからといって、もう大丈夫だとリラックスしている場合ではありません。そういう気の緩みが危険なのを肝に銘じておかないといけないんです」



86−87シーズンから12シーズン一部リーグに所属
ヨーロッパの舞台でも何度か戦いました
所が97−98シーズン2部に降格し、さらに2年後には3部相当の地域リーグまで転落
テレビ放映権料収入が無くなりスタンドはガラガラ


2002年には消滅の危機まで迎えました
救いの手を差し伸べたのがカールスルーエ市と地元の銀行です



burkhard reich
「当時監督だったバンフリート・シェーファー(Winfried Schafer)は選手を一つに纏められなくなっていました。それで解任になったんですがチームは悪化の一途を辿ってねぇ。何人か監督を変えても駄目でしたがエドムント・ベッカーになってから上向きなので期待しています」



そう話すのは90年代選手としてカールスルーエを支えたブルクハルト・ライヒGMです
93−94シーズンのUEFAカップではベスト4まで進みました
ハイライトは2回戦のバレンシア戦、ホームで7対0と圧倒したのです



burkhard reich
「今のチームに共通する部分もありますよ。スター選手に頼るのでは無く、チームワークを武器にしていましたから。そこは今のチームに通じる所だと思います。当時もチーム一丸となって戦うのが私達の一番の長所でした」



edmund becker
「当時のチームにはファイティングスピリットがありました。熱いハートを持っていて、イングランドのクラブを思わせる激しさが他のチームとの違いでした。彼らのプレーには情熱が溢れていたんです」



2005年1月に就任したベッカーは49歳
90年代にはシェーファー監督の下、2年間アシスタントコーチを務めました
実はUEFAカップバレンシア戦で指揮を執ったのもベッカーでした
シェーファーがベンチ入り禁止処分を受けていたからです


監督としてチームの成長をどう評価しているでしょうか?



edmund becker
「2シーズン前は残留争いをしていたんです。それを思えば昨シーズン僅かでも昇格の可能性のある位置までいけたのは大きな前進でした。結局結局叶わなかったんですが6位は立派でしたよ」



躍進を支えるのがエドモンド・カプラーニとジオバンニ・フェデリコです


ミッドフィルダーのフェデリコは26歳
イタリア移民としてドイツで生まれました
2000年にプロ契約したケルンでは5シーズンで出場僅か19試合でした


ストライカーのカプラーニはアルバニア代表です
ここまでの全44ゴールの内二人で21ゴールをあげています



edmond kapllani
「僕にとって大事なのはフェデリコに勝つ事じゃ無くて、ブンデスリーガに昇格する事です。シーズンが終わって彼が僕より多く点を取っていても平気です。ブンデスリーガへの復帰しか考えていません」



giovanni federico
「自分もここで選手として成長しましたし、チーム全体がレベルアップして凄く上手くいっています。昇格さえ出来ればチーム得点王がエドモンドになっても構いませんよ。大事なのはブンデスリーガに上がる事ですから」



63−64シーズンにスタートしたブンデスリーガの創設メンバーだったカールスルーエ
9シーズンのブランクを経て、元の場所に戻ろうと必死です



edmund becker
「昇格出来ればクラブに携わる全ての人にとって何よりのご褒美です。サポーター、フロント、我々、そしてスタッフ皆がもう一度ブンデスリーガで戦う日を待っています。バイエルン(FC Bayern Munich )やハンブルクHamburger SV)、ブレーメン(SV Werder Bremen)といったビッグクラブとまた対戦出来るんですからね」




昇格出来ればお祭り騒ぎになるはず
長い冬の後のお祭りはさぞ盛大でしょう





Karlsruher SC
http://www.ksc.de/
http://en.wikipedia.org/wiki/Karlsruher_SC



Edmund Becker
http://en.wikipedia.org/wiki/Edmund_Becker



Burkhard Reich
http://de.wikipedia.org/wiki/Burkhard_Reich


Edmond Kapllani

Spielerdaten
Geburtsdatum: 31.7.1982
Geburtsort: Durres
Nationalitat: Albaner
Familienstand: ledig
Grose: 184 cm
Gewicht: 80 kg
Position: Angriff
Ruckennr.: 9
beim KSC seit: 1.7.2004

bisherige Vereine:
KS Besa Kavaje, Partizani Tirana, NK Rijeka, NK Orijent

Spielerstatistik
Spiele: 19
Einwechslungen: 1
Auswechslungen: 5
Spielminuten: 1586
Gelbe Karten: 1
Gelb-Rote Karten: 1
Rote Karten: 0
Tore: 11
Torvorlagen: 1
Scorer-Punkte: 12

http://www.ksc.de/profis/team/0607/edmond-kapllani.html

http://en.wikipedia.org/wiki/Edmond_Kapllani


Giovanni Federico
Spielerdaten
Geburtsdatum: 4.10.1980
Geburtsort: Hagen
Nationalitat: Italiener
Familienstand: verheiratet
Grose: 0 cm
Gewicht: 79 kg
Position: Mittelfeld
Ruckennr.: 7
beim KSC seit: 1.7.2005

bisherige Vereine:
1. FC Koln, VfL Bochum, SSV Hagen

Spielerstatistik
Spiele: 21
Einwechslungen: 0
Auswechslungen: 5
Spielminuten: 1876
Gelbe Karten: 2
Gelb-Rote Karten: 0
Rote Karten: 0
Tore: 13
Torvorlagen: 6
Scorer-Punkte: 19

http://www.ksc.de/profis/team/0607/giovanni-federico.html

http://en.wikipedia.org/wiki/Giovanni_Federico



Winfried Schafer
http://en.wikipedia.org/wiki/Winfried_Sch%C3%A4fer





SV Wacker Burghausen
http://en.wikipedia.org/wiki/Wacker_Burghausen


FC Hansa Rostock
http://en.wikipedia.org/wiki/Hansa_Rostock



2nd Bundesliga
http://en.wikipedia.org/wiki/2nd_Bundesliga_%28football%29





FUTBOL MUNDIAL #579●特集1:ボルシア・ドルトムント
http://d.hatena.ne.jp/condeuma/20050307



FUTBOL MUNDIAL #576●特集4:シュトゥットガルト
http://d.hatena.ne.jp/condeuma/20050217



FUTBOL MUNDIAL #574 特集2 アレマニア・アーヘン
http://d.hatena.ne.jp/condeuma/20050123







Jスポーツ
http://www.jsports.co.jp/program/info/16866.html